活動スタンスを「Indoor Newtown Collective」と表現し、音楽のみならずアート
ワークやグッズなどのプロダクト、MVなどの映像コンテンツのほか、ライブ会場
でのインタラクティブコンテンツも手掛けるなど、音楽を軸にした幅広い表現を
作り出し、積極的なライブ活動とコンスタントなリリースを重ねているYAJICO GIRL。

近作ではクラブミュージック/ダンスミュージックを軸に据えた楽曲制作を行って
おり、「幽霊 – voquote Remix」「APART」「MissU」「平凡」に続く今作「sour」。
コンポーザーであるVo.四方颯人はリスナーとしてもハウスミュージックに傾倒して
いることも影響して、ダンスミュージックを土台にさまざまなアプローチを試みているなか、(前作「平凡」とはほぼ同時期に制作されていた) 今作は音数や展開どちらも最低限で心地よく聴けるように、音を詰めすぎないミニマルなハウスミュージックのサウンドにしたかったという。

そのミニマルなサウンドに対して、歌詞もこれまでは比較的情景や心情をつぶさ
にかつ情感たっぷりに描くようなものが多かったが、言葉の切れ味やあえて違和感
を与えるような表現をいれてみたり、歌唱面でもメロディー含め繊細なニュアンス
を表現することが意識されていたり、歌そのものがよりダイレクトに伝わるように
なっている点が、新たな試みではないだろうか。なんにでも混ざる炭酸水をモチ
ーフに物事の両面を胸に抱えながらいることで感じる悲しさや寂しさのその先を
求めていく歌詞と、心地よさと違和感の入り混じるサウンドを織り交ぜた少し大人
びた楽曲になっている。

東名阪ワンマンツアー「YAJI YAJI SHIYOUZE 2024」ではライブパフォーマンスも
サウンドにしっかり寄せ、演出にも拘り、既発曲にはライブリアレンジを加える
など変化するバンドの表現とライブでのオーディエンスの反応が相互的に高まって
いる中、11月22日(金)にはSpotify O-nestでのワンマンライブ「YAJICO GIRL ONE
MAN LIVE Autumn」が決定している。

YAJICO GIRL
Gt. 吉見和起/ Gt. 榎本陸/ Vo. 四方颯人/ Ba. 武志綜真 / Dr. 古谷駿

5 人編成で自身の活動スタンスを「Indoor Newtown Collective」と表現する。2016 年「未確認フェスティバル」「MASH FIGHT」など様々なオーデションでグランプリを受賞。
音源制作・アートワーク・MusicVideo の撮影から編集、その他ほとんどのクリエイティブをセルフプロデュースしている。
2020 年より活動拠点を地元・大阪から東京に移し、活動の幅を勢力的に拡げている。